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シゲキジン第5弾は、今は昔〜〜90sニッポンのサブカルチャー史にドス黒い爪痕を残した、いわゆる《悪趣味・鬼畜系カルチャー》と称されていた〝あれこれ〟を、キーマンである2名の異能者・青山正明と村崎百郎との木村との交遊をベースに振り返ってみた一冊。
Z世代には伝わりづらいアナクロな題材を「存命中に書き残しておかないと…」という謎の使命感から歯を食いしばって執筆。超絶マニア仕様ですが、初心者でも怖いもの見たさを抑えきれない貴兄・貴女、ぜひお買い求めください!
[目次]
エッセイ❶:[はじめに]その「鬼畜系」間違ってます!
エッセイ❷:2021年「まぼろし博覧会」への旅──村崎百郎、青山正明、そして鵜野義嗣/90sサブカルから遠く離れて
エッセイ❸・アグリーセーターと「本当は優しい鬼畜系」の話──悪趣味系と鬼畜系は、どこがどう違うのか?
エッセイ❹:続「本当は優しい鬼畜系」の話──たしかに村崎百郎はゲスかった。だからって…‼︎
エッセイ❺:[おわりに]鬼畜のあとしまつ
▶︎鬼畜コラム①:舶来文化としての「エログロ・ジャケット」を振り返る
▶︎鬼畜コラム②:輸入文化としての「悪趣味鬼畜系」を考える
▶︎鬼畜コラム③:「雨宮処凛氏は過去を反省してもいいけれど、鬼畜系を巻き込むのはちょっと違う」問題
▶︎鬼畜コラム④:[特別企画]まぼろしの「『危ない』ブック・シリーズ」とは何だったのか?
▶︎鬼畜コラム番外編:初公開!××大学医学部標本室・ぼくのスケッチ集(画:木村重樹)
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【サンプル原稿】
[はじめに]その「鬼畜系」間違ってます!(抜粋)
(前略)話は変わるが、ここ5〜10年の間に何度か、ネット記事やニュース報道、各種トークイベントなどで「鬼畜系」というワードが引き合いに出される機会があった。しかもたいていの場合、あまり好意的とは言えない見方で。
たしかにコンプラや弱者・少数派に対する配慮が重要視される今の見識からすると、90年代の雑誌文化における言説には不謹慎極まりない代物が少なくない……いや、そんなのだらけだ。だが、そうした時代背景の違いをガン無視して、とにかく「けしからんもの」の代表格として槍玉にあげ、非難するのは、いかがなものか?
たとえばある時は「ヘイト・クライムの源流」として、またある時は「匿名掲示板における悪意」に先行する言説として、またまたある時は「迷惑系YouTuberのルーツ」として⁈ 果ては「選挙制度を玩具にする不届き者」のラベリングとして。
そのたびに自分は「えええええっ!」とのけぞり、絶句した。だってそれらを一緒くたにするのって、あまりにも「(文化的な)解像度が低すぎ」では?
かと思えば(夢よもう一度とばかり)「令和の世に鬼畜系リバイバルを!」みたいな夢物語を語る向きまで現れ、またもや「えええええっ!」とのけぞった。
(中略)
90年代の往時から約四半世紀を経て、社会通念や一般良識が変容をみた現在、「鬼畜系」という過去の遺物をあえて蒸し返すことに、はたしてどんな意義があるのだろうか?
(中略)
いや、それは、過去の「鬼畜系」ムーブメントの片棒をかついでいた自分の〝うがった見方〟なのだろうか⁇
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